子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

アメリカン・コッカー・スパニエル子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 アメリカ
分類 JKC:第8グループ ACK:スポーティング KC:ガンドッグ
体高 オス:38.1cm メス:35.6cm オス・メスともに1.25cm上下してもよい
体重 --

アメリカン・コッカー・スパニエルの歴史

アメリカン・コッカー・スパニエルは、ディズニー映画の「わんわん物語」にも登場した人気のある犬種です。
アメリカン・コッカー・スパニエルの祖先犬となるのは、イングリッシュ・コッカー・スパニエルだといわれており、1620年に「メイフラワー号」に乗って移民と共にイギリスからやってきたとされています。
 その後もイングリッシュ・コッカー・スパニエルはアメリカに持ち込まれ、その中にいた小柄で頭部が丸く、マズルが短い犬がアメリカン・コッカー・スパニエルの基礎犬だと考えられています。
ただ、アメリカン・コッカー・スパニエルがどのように固定されていったのかは正確に残されておらず、その歴史は未だに不明のままです。
 当初、アメリカのドッグショーでは、アメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルは同じ犬種として扱われていましたが、1946年にAKCからアメリカン・コッカー・スパニエルは独立した犬種と認められました。
 【アメリカン・コッカー・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルの違い】アメリカン・コッカー・スパニエルはイングリッシュ・コッカー・スパニエルよりも頭部が丸く、マズルが短くなっています。
また、被毛も豊かに生えそろえており、愛玩犬としての要素を持っています。
 

アメリカン・コッカー・スパニエルの性格

アメリカン・コッカー・スパニエルはもともと猟犬であったため、とても賢くしつけもしやすいでしょう。
また、とても明るい性格をしており、飼い主を喜ばせてくれます。
精神的には安定しており、子供がいる家庭でも問題なく飼育できるでしょう。
 

アメリカン・コッカー・スパニエルの飼い方

アメリカン・コッカー・スパニエルは屋外でも飼育することができますが、社交的な犬なので屋内で家族と一緒に飼育することをおすすめします。
運動に関しては、とても活発な犬なので、毎日の運動が欠かせません。
長めの散歩を十分に行ってあげましょう。
また、耳が長いので、内側の汚れには注意が必要です。
被毛は長く絡まりやすいので、ブラッシングをこまめにしてあげ、2〜3ヶ月に1回はトリミンングを行いましょう。
 

アメリカン・コッカー・スパニエルの毛色

アメリカン・コッカー・スパニエルの毛色には、以下のようなものがあります。
 ・ブラックバラエティーブラックの単色か、タン・ポイントがあるものを含みます。
また、ブラックは純黒(ジェット・ブラック)でなければなりません。
胸や喉に見られる少量のホワイトは許容されています。
 ・ブラック以外の単色明るいクリームからダークレッドまで、幅広い毛色が存在します。
また、胸や喉に見られる少量のホワイトは許容されています。
 ・パーティ・カラー・バラエティー2色以上のはっきりと区別できる単色で、1色はホワイトでなくてはなりません。
また、タン・マーキングは明るいクリーム色からダークレッドまでのタンが、基本色の10%以内が理想とされます。
        

アメリカン・コッカー・スパニエルの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、アメリカン・コッカー・スパニエルもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはアメリカン・コッカー・スパニエル特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・白内障 ・緑内障 ・膝蓋骨脱臼 ・股関節形成不全 ・眼瞼内反症 ・脂漏性皮膚炎・眼瞼外反症 ・アレルギー(異常敏感症) ・外耳炎 ・ホスホフルクトキナーゼ欠損症 ※これらはすべてのアメリカン・コッカー・スパニエルに起こる訳ではなく、またアメリカン・コッカー・スパニエル特有の疾患でもありません。