子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

バセンジー子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 中央アフリカ
分類 JKC:第5グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド
体高 オス:43cm メス:40cm
体重 オス:11kg メス:9.5kg

バセンジーの歴史

バセンジーは、もっとも古い犬種の1つとして知られる、中央アフリカ原産の中型犬です。
コンゴの奥地でピグミー族と共に暮らしていたところをイギリスの探検家が発見しました。
この地域は、あまりに孤立した地域だったため、他の地域との交流がなく、数千年もの間バセンジーは純血を保つことができました。
 バセンジーの正確な起源は分かっていませんが、古代エジプトのファラオに、バセンジーが献上されたという記録が残っているほか、同時期の遺跡にバセンジーに似た犬が描かれていることから、歴史はかなり古いと考えられます。
 エジプト王朝滅亡後は、バセンジーはピグミー族と共に生活し、猟犬として活躍していました。
バセンジーは、とても賢くスピーがあり、吠えずに獲物を追跡するため、狩猟犬としてとても優れていました。
バセンジーとは、ピグミー族の言葉で「藪犬」という意味で、その呼び名がそのまま犬種名になりました。
 19世紀後半には、イギリスの探検家がバセンジーを持ち帰り、20世紀になると、「吠えない犬」としてバセンジーは世界中で注目を集めました。
他の犬は威嚇時に吠えますが、バセンジーは嬉しいときに、ヨーデルのような鳴き声を出します。
また、他の犬種が1年に2回発情するのに対して、バセンジーは1年に1回しか発情しないという特徴も持っています。
 

バセンジーの性格

バセンジーは、利口で好奇心が強く、独立心が旺盛な犬です。
飼い主にはとても従順で献身的に接してくれます。
また、警戒心が強く、見知らぬ人には距離を置くことがあります。
さらに、他の犬種と違い、吠えて威嚇することがないので、おとなしい犬種といえます。
 

バセンジーの飼い方

バセンジーは、暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、屋内で飼育することをおすすめします。
活発で行動的なため、毎日の運動は欠かすことができません。
長めの散歩やゲーム遊びなどを行いましょう。
被毛のケアは、時々ブラッシングしてあげれば十分です。
また、あまり吠えないので、マンションや集合住宅での飼育にも向くでしょう。
 

バセンジーの毛色

バセンジーの毛色は、以下のものが認められています。
・ ピュア・ブラック&ホワイト・ レッド&ホワイト・ ブラック&タン&ホワイト・ ブラック ・ タン&ホワイト・ ブリンドルただ、どの色も肢、胸、尾の先端にホワイトが入ってなければなりません。
 

バセンジーの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、バセンジーもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはバセンジー特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・バセンジー腸疾患 ・ファンコニ症候群 ・進行性網膜萎縮症 ※これらはすべてのバセンジーに起こる訳ではなく、またバセンジー特有の疾患でもありません。