子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

コーイケルホンディエ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 オランダ
分類 JKC:第8グループ ACK:-- KC:--
体高 オス・メスともに約35〜40cm
体重 オス・メスともに9〜11kg

コーイケルホンディエの歴史

コーイケルホンディエは、古くからオランダでカモ猟に利用されてきた歴史のある犬種です。
コーイケルホンディエが猟で活躍していたのは銃が発明される以前で、猟師が網を打つ前にカモをおびき寄せるのがこの犬の仕事でした。
 猟では、草むらに隠れたコーイケルホンディエがふさふさした尾だけを出し、カモの好奇心をあおり、近づいたところを猟師が生け捕りしていたと伝えられています。
コーイケルホンディエという犬種名もカモ猟に由来し、「カモ猟をする犬」という意味で名づけられました。
 その後、オランダから移住する織物職人と共にアメリカに渡ったコーイケルホンディエは、第2次世界大戦中に激減し、一時は絶滅の危機に瀕しました。
しかし、コーイケルホンディエの愛好家たちの懸命な努力によって絶滅の危機を乗り越え、現在では着実にその数を増やしています。
ただ、原産国のオランダ以外では、以前コーイケルホンディエの数は少なく、希少な犬種として扱われています。
 我が国でも数こそ少ないもの、コーイケルホンディエは飼育されており、体高も大きくなく飼いやすいことから、今後の活躍が期待されます。
 

コーイケルホンディエの性格

コーイケルホンディエは陽気で温和な性格をしている犬種です。
とても友好的な犬種で、他の動物や小さな子供とも上手くやっていけるでしょう。
飼い主に対しては従順で、いつも家族を楽しませようとしてくれます。
また、環境への適応力にも優れているので、飼いやすい犬種といえます。
 

コーイケルホンディエの飼い方

コーイケルホンディエは、温暖な地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、家族とのコミュニケーションを大切にする犬種なので、できれば屋内で飼育することをおすすめします。
活発で遊び好きな犬種なので毎日の運動は欠かせません。
長めの散歩やゲーム遊びなどをして、肉体的な運動と知的な運動を取り入れてあげましょう。
また、被毛は毎日ブラッシングしてあげ、定期的にトリミングをしてあげましょう。
 

コーイケルホンディエの毛色

コーイケルホンディエの毛色は、ホワイトの地色に鮮やかなオレンジ・レッドの斑があるものが認められており、オレンジ・レッドがホワイトより優勢でなければならないとされています。
また、頭部にはホワイトのブレーズがあり、オレンジ・レッドの頬のものが好ましいとされています。
ブラック&ホワイトやトライカラーの毛色は認められていません。
        

コーイケルホンディエの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、コーイケルホンディエもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはコーイケルホンディエ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・外耳炎 ※これらはすべてのコーイケルホンディエに起こる訳ではなく、またコーイケルホンディエ特有の疾患でもありません。