子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

ヨークシャー・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 イギリス
分類 JKC:第3グループ ACK:トイ KC:トイ
体高 --
体重 オス・メスともに3.1kg以下

ヨークシャー・テリアの歴史

ヨークシャー・テリアは19世紀中ごろ、ヨークシャー地方の工員や炭鉱夫たちがネズミ捕りのために作出したのがはじまりです。
ヨークシャー・テリアは試行錯誤しながら作出され、当時ネズミ捕りやアナグマ狩りに使われていた、ブロークンヘアード・テリアやスカイテリア、さらにマンチェスター・テリアやマルチーズなどを掛け合わせて作出されたといわれています。
 ヨークシャー・テリアの名前は地名に由来しますが、当初ヨークシャー・テリアは「ブロークン・ヘアード・スコッチ・テリア」と呼ばれていました。
しかし、あまりに名前が長かったためか定着せず、1870年以降、ヨークシャー・テリアと呼ばれるようになったのです。
 ヨークシャー・テリアがイギリスの一般家庭で飼われるようになったのは戦後で、1886年にKCに犬種認定されました。
その当時のヨークシャー・テリアは、現在のものよりもかなり大きかったという記録も残っています。
 1900年代に入ると、ヨークシャー・テリアの愛犬家たちにより、小型化する運動が高まります。
努力の甲斐あってヨークシャー・テリアは小型化に成功し、現在のサイズに固定されました。
ヨークシャー・テリアの被毛の美しさは人々を魅了し、「動く宝石」と形容され、この世にヨークシャー・テリアが誕生して現在に至るまで、世界中で高い人気を維持しています。
 

ヨークシャー・テリアの性格

ヨークシャー・テリアは典型的なテリア気質の持ち主で、いつもエネルギッシュに活動します。
また、忍耐力があり利口なため、しつけ次第で心強いパートナーになるでしょう。
飼い主に対しては愛情深く、じゃれついてくることもしばしば。
子供の遊び相手に向く犬種といえます。
 

ヨークシャー・テリアの飼い方

ヨークシャー・テリアは室内犬なので、屋外で飼うことはおすすめしません。
甘やかせて育てると自分勝手な犬になるので、しつけはしっかり行いましょう。
家の中を活発に動き回るので、それだけでも十分な運動になりますが、軽めの運動やゲーム遊びを取り入れてあげると良いでしょう。
長い被毛は毎日ブラッシングしてあげて下さい。
 

ヨークシャー・テリアの毛色

ヨークシャー・テリアは、子犬の時はブラック&タンで覆われていますが、成長とともに毛色が変化していきます。
生後6〜12ヶ月頃には、ダーク・スチール・ブルーに変わり、そのご毛色は落ち着きます。
        

ヨークシャー・テリアの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ヨークシャー・テリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはヨークシャー・テリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・膝蓋骨脱臼 ・気管虚脱など ※これらはすべてのヨークシャー・テリアに起こる訳ではなく、またヨークシャー・テリア特有の疾患でもありません。