子犬やブリーダーも探せる
アフガン・ハウンド子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | アフガニスタン |
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分類 | JKC:第10グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド |
体高 | オス:68〜74cm メス:63〜69cm |
体重 | -- |
アフガン・ハウンドの歴史
アフガン・ハウンドは、とても古い歴史を持つ犬種で、その名のとおりアフガニスタンで猟犬として活躍していました。
アフガン・ハウンドはノアの箱舟に乗った犬として伝えられ、祖先犬は紀元前4000年ごろのシナイ半島に生息していた犬と考えられています。
アフガン・ハウンドの祖先犬は、その当時土地を支配していた古代エジプト王朝で猟犬として飼育され、その後、砂漠を超えアフガニスタンに渡ったと伝えられています。
アフガニスタンに渡ったアフガン・ハウンドの祖先犬は、遊牧民によってガゼル狩りやヒョウ狩りで利用され、長い間純血を保ったまま猟犬として活躍しました。
その当時、アフガン・ハウンドは“バルキー”と呼ばれており、これはアフガン・ハウンドを独占していたバルグジーという貴族の名前に由来すると伝えられています。
18世紀前半には、アフガン・ハウンドはイギリスに渡り、ペルシャ・ハウンドやバルグジー・ハウンドと呼ばれるようになり、その後、現在のような独特の品格がある外貌に改良されました。
アフガン・ハウンドのその外貌は多くの人々を魅了し、ドッグショーではもっとも競争の激しい人気犬種になったと伝えられています。
近年、アフガン・ハウンドは実猟で使われることはほとんどなく、猟犬としての能力向上を図る改良は行われていません。
現在では観賞的価値を優先して改良され、ヨーロッパやアメリカでは、アフガン・ハウンドは東洋的な神秘を持つ犬として大切に飼育されています。
アフガン・ハウンドの性格
アフガン・ハウンドは、いつも毅然な態度をしていますが、実はとても友好的な犬種です。
室内では大人しくしていますが、もともと猟犬なため活発な性質も持ち合わせています。
また、アフガン・ハウンドは自立心が強く、あまり感情を表に出さないため“猫のような犬”ともいわれます。
子供に対しては基本的に優しく接してくれますが、安心して一緒に過ごさせることのできる犬種ではありません。
アフガン・ハウンドの飼い方
アフガン・ハウンドは、基本的に屋内で飼育することをおすすめします。
屋内では大人しいですが、もともと猟犬で活発なため、毎日の運動は欠かすことができません。
長めの散歩やジョギングなどをしっかり行いましょう。
また、散歩中にリードを離してしまうと、呼んでも戻ってこないことがありますので注意してください。
被毛は1日に1回はグルーミングとコーミングをし、しつけは子犬のときからしっかり行うようにしてください。
アフガン・ハウンドの毛色
アフガン・ハウンドの毛色は、あらゆる毛色が認められています。
一般的には、フォーンやゴールデン、クリーム、レッド、ブラック、チンチラ、ホワイト、グレーなどの単色やブリンドル、トライ・カラーなどがあります。
被毛はやわらかな絹糸状で、全身を長い被毛が覆っています。
アフガン・ハウンドの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、アフガン・ハウンドもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはアフガン・ハウンド特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・白内障 ・外耳炎 ・皮膚病 ※これらはすべてのアフガン・ハウンドに起こる訳ではなく、またアフガン・ハウンド特有の疾患でもありません。