子犬やブリーダーも探せる
バセット・ハウンド子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | フランス |
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分類 | JKC:第6グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド |
体高 | オス・メスともに33〜38cm |
体重 | -- |
バセット・ハウンドの歴史
バセット・ハウンドは、フランスの修道院の僧が狩猟の際に、人間の足でも追いつけるくらい歩行速度の遅い犬を作出しようとしたのが始まりと言われています。
バセット・ハウンドの祖先犬は、16世紀のフランスで猟犬として活躍していた記録が残っており、その中でも肢の短い犬同士を交配させて、バセット・ハウンドは誕生したと考えられています。
ただ、いつ頃から現在のバセット・ハウンドに固定されてきたのかは分かっていません。
バセット・ハウンドは優秀な嗅覚ハウンドとして、フランスやベルギーなどのヨーロッパ各国で、数世紀に渡り親しまれてきました。
短い肢と密生した被毛に守られ、荒れた土地を自由に走り回り、優れた嗅覚で獲物を追い詰め、よく響く低音の声で猟師に居場所を教えていました。
そうしたことから、バセット・ハウンドという名前は、フランス語の「バセー(短い・低い)」に由来していると伝えられています。
19世紀後半には、イギリスやアメリカにバセット・ハウンドが持ち込まれ、イギリスではアレクサンドラ王妃の後援により、この犬の人気が高まりました。
アメリカでは初代大統領のジョージ・ワシントンに飼われたり、広告のイメージキャラクターに使われたりと、国民的人気を得ることになりました。
現在、バセット・ハウンドは、ヨーロッパで実猟犬として健在し、アメリカや日本では、家庭犬や愛玩犬として人々に愛されています。
バセット・ハウンドの性格
バセット・ハウンドは、温和でのんきな性格をしており、神経質であったり臆病であったりしません。
飼い主のいうことはよくきき、献身的に従う従順さも持ち合わせています。
ただ、なかには自分のペースを崩さない頑固な一面をもつ犬もいます。
外見はユニークですが、知的な犬種です。
バセット・ハウンドの飼い方
バセット・ハウンドは、基本的に屋内で飼育することをおすすめします。
時々、自由に庭で出られるようにしてあげれば理想的といえるでしょう。
活発な犬種ではありませんので、激しい運動は必要ありません。
適度な散歩や、ゲーム遊びなどをしてあげましょう。
ただ、太りすぎると椎間板ヘルニアにかかりやすくなるので、体重管理には気をつけましょう。
被毛はときどきブラッシングをしてあげれば十分です。
また、口の周りやシワの間はいつも清潔に保つように心がけてください。
バセット・ハウンドの毛色
バセット・ハウンドの毛色は、一般的にブラック&タン&ホワイトか、レモンとホワイトのバイ・カラーです。
ただし、許容されているハウンド・カラーであれば何色でも良いとされています。
被毛は短く密生しており、なめらかなさわり心地です。
バセット・ハウンドの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、バセット・ハウンドもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはバセット・ハウンド特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・椎間板ヘルニア ・前肢の関節の変形 ・眼瞼外反症 ・離断性骨軟骨炎 ・緑内障 ・胃捻転 ※これらはすべてのバセット・ハウンドに起こる訳ではなく、またバセット・ハウンド特有の疾患でもありません。