子犬やブリーダーも探せる
ボロニーズ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イタリア |
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分類 | JKC:第9グループ ACK:-- KC:-- |
体高 | オス:27〜30cm メス:25〜28cm |
体重 | オス・メスともに2.5〜4.0kg |
ボロニーズの歴史
ボロニーズは、地中海沿岸地方で1000年ほど前から飼育されてきた歴史のある犬種です。
ただボロニーズの起源は定かではなく、現在も謎に包まれています。
ボロニーズはマルチーズやビション・フリーゼと同じビション系を祖先に持ち、イタリアのボローニャ地方で発達してきました。
そのため、ボロニーズという犬種名は、この地に由来して名付けられたと伝えられています。
ルネッサンス時代には、ボロニーズはおしゃれな犬としてイタリアの貴族に愛され、権力者たちの間で最高の贈り物とみなされていました。
そのため、スペイン国王であったフェリペ2世は、貴族から2頭のボロニーズを贈られた際に、「この2頭の子犬は、皇帝に贈ることのできる最高の捧げ物である」と、ボロニーズを贈った貴族に礼状を送ったという記録も残されています。
また、ボロニーズはベルギー王女のマリー・ジョーやロシアのキャサリン・ザ・グレート、オーストリアの女帝マリア・テレジアなどにも飼育され、中でもマリア・テレジアは常にボロニーズと一緒にいたかったのか、自分のボロニーズが死んだ祭に剥製にして保存しました。
現在、ボロニーズは原産国のイタリア以外ではあまり見かけることがない希少な犬種ですが、我が国ではJKCの犬種登録数で、常に70位前後にランクしています。
ボロニーズの性格
ボロニーズは素直で落ち着いており、控えめな性格をしている犬種です。
また、とても陽気で遊び好きな一面も持ち合わせています。
飼い主に対しては従順で、愛情深く接してくれるでしょう。
ボロニーズの飼い方
ボロニーズは屋外での飼育は向きませんので、屋内で飼育するようにしてください。
陽気で活発な犬種のため、毎日の運動は欠かすことができません。
30分程度の散歩やゲーム遊びなどを取り入れ、しっかり運動させてあげましょう。
また、ボロニーズは太りやすい体質をしているため、体重管理を行い、太り過ぎないように注意しましょう。
被毛は毎日ブラッシングとコーミングを行い、白い被毛は常に清潔に保つようにしてください。
ボロニーズの毛色
ボロニーズの毛色はピュア・ホワイトのみが認められており、斑やホワイトのシェードも全くありません。
被毛は絹のようにやわらかく、下毛がないため厳しい暑さにも耐えることができます。
ボロニーズの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ボロニーズもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはボロニーズ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・膝蓋骨脱臼 ・膝蓋骨脱臼 ・白内障 ・外耳炎 ※これらはすべてのボロニーズに起こる訳ではなく、またボロニーズ特有の疾患でもありません。