子犬やブリーダーも探せる
ボルゾイ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | ロシア |
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分類 | JKC:第10グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド |
体高 | オス:75〜85cm |
体重 | -- |
ボルゾイの歴史
ボルゾイは、帝政ロシア時代から貴族に愛されていた大型の獣猟犬です。
ボルゾイの祖先犬は、アラビアの犬や、モンゴルで狩猟用に飼育されていた犬などの説がありますが、はっきりとしたことは分かっていません。
ただ、13世紀頃にロシア各地で活躍していた狩猟犬を改良し、ボルゾイは固定されたと伝えられています。
15世紀に入ると、ロシアではオオカミ狩りが盛んになり、多くのボルゾイが活躍します。
馬に乗った猟師と共にオオカミ猟に出かけ、ボルゾイ3頭(雄2頭、雌1頭)でチームつくり、オオカミを捕まえていました。
ボルゾイはオオカミに襲い掛かると、猟師が追いつくまで押さえつけて放さず、その後、猟師がオオカミを縛り上げていました。
しかし、猟師たちは捕まえたオオカミを再び放し、次の狩りを楽しんでいたといわれています。
当時、ボルゾイはオオカミ狩りでの活躍ぶりから、“ロシアン・ウルフハウンド”と呼ばれていました。
ボルゾイ(ロシア語で俊敏の意味)と呼ばれるようになったのは、1936年になってからです。
ロシア革命後には、貴族社会の崩壊により、多くのボルゾイが始末され、一時は絶滅の危機に瀕してしまいます。
しかし、ロシア皇帝が贈り物として、ボルゾイを他国の王族に渡していたことで絶滅の危機を乗り越え、現在まで発展してきました。
現在では、ボルゾイがオオカミ狩りに用いられることはなく、優美な観賞用犬として用いられ、世界中の人々に愛されています。
ボルゾイの性格
ボルゾイは、オオカミ狩りに用いられていたことから、とても勇気のある犬です。
だからといって気性が激しいのではなく、物静かで温厚的な性格をしています。
また、独立心もあり、しっかり者ですが、見知らぬ人には距離を置くという、繊細な面も持ち合わせています。
家族にはとても愛情深く接してくれるでしょう。
ボルゾイの飼い方
ボルゾイは、しっかりとした犬小屋があれば屋外で飼育することも可能ですが、基本的には屋内で飼育することをおすすめします。
暑さには弱い犬種なので、温度管理には注意してあげましょう。
ボルゾイは、もともと猟犬ですので、とても活発で毎日の運動が欠かせません。
長めの散歩を行ったり、広場などで思いっきり走らせてあげるとよいでしょう。
被毛は、週に2〜3回ブラッシングしてあげましょう。
ボルゾイの毛色
ボルゾイの毛色は、ブルーとチョコレート以外のすべての色と、あらゆる毛色の組み合わせが認められています。
一般的なものは、ホワイト地にレモンやタン、ブリンドル、グレー、ブラックなどの斑があるものです。
ボルゾイの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ボルゾイもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはボルゾイ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・胃捻転 ・皮膚病 ・外耳炎 ※これらはすべてのボルゾイに起こる訳ではなく、またボルゾイ特有の疾患でもありません。