子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

ボストン・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 アメリカ合衆国
分類 JKC:第9グループAKC:ノン・スポーティングKC:ユーティリティ
体高 オス・メスともに38〜43cm
体重 小型:6.8kg未満中型:6.8〜9.0kg未満大型:9.0〜11.35kg

ボストン・テリアの歴史

ボストン・テリアは、チェサピーク・ベイ・レトリーバー、アメリカン・フォックスハウンドに次ぐ、アメリカ原産種としては3番目に古い歴史を持つ犬種です。
数多くの犬種の起源が不明確な中、ボストンテリアの起源は明確に記録されています。
 1870年、ボストン市在住のロバート・C・フーパー氏は、イギリスから「ジャッジ」と呼ばれるイングリッシュ・ボストン・テリアとイングリッシュ・ホワイトテリアの雄犬を購入しました。
フーパー氏は、この雄犬を「ジップ」という小型の雌犬と交配させ、その交配により「ウエルズ・エフ」が誕生しました。
この犬はとても人気が高く、多くの雌犬に交配され、こうしてボストン・テリアの基礎犬が作出されていきます。
 その後、ボストンテリアの基礎犬は多くの愛好家の支持を得て、1889年にボストン市において「アメリカン ブルテリア クラブ」という愛好会が結成されます。
しかし、「ブルテリア」の名前を使ったことで、ボストン・テリアファンから様々な抵抗があり、結局、発祥地にちなんで「ボストンテリア」と命名されたのです。
 そして、1893年にボストンテリアはAKC公認犬種となりました。
AKC公認犬種となったボストンテリアは、急速にアメリカ中で高い支持を得て、その人気を不動のものとします。
現在でもその人気は衰えることなく、日本でも着々とボストンテリアファンを獲得しています。
 

ボストン・テリアの性格

ボストンテリアはやんちゃで遊び好きなところがありますが、利口で学習能力も高い犬です。
また、上品で繊細な面もありますが、他の犬が縄張りに侵入すると立ち向かっていくところもあります。
以前は闘犬として使われていましたが、現在のボストンテリアは温和なものに改良されていますので、心配はないでしょう。
 

ボストン・テリアの飼い方

ボストンテリアは活発で遊ぶことが大好きです。
そのため、毎日きちんと運動をさせてあげる必要があります。
ただ、長時間の散歩は必要なく、庭で走り回らせてあげれば十分でしょう。
また、週に2〜3回はブラッシングして抜け毛を取り除いてあげると良いでしょう。
 

ボストン・テリアの毛色

ボストンテリアの被毛は、とてもなめらかで光沢があります。
毛色はブリンドル&ホワイトが基本となりますが、ブラックに白い斑があるものも認められています。
ボストンテリアの主な毛色は以下の通りです。
 ・ブラックブリンドル&ホワイト ・ブリンドル&ホワイト ・シールブリンドル&ホワイト ・マホガニーブリンドル&ホワイト ・ゴールドブリンドル&ホワイト ・ブラック&ホワイト  

ボストン・テリアの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ボストンテリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはボストンテリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・若年性白内障 ・ パターン脱毛 ・色素過剰症 ・アカラス症 ・水頭症 ・乳腺腫瘍 ・肥満細胞種など ※これらはすべてのボストンテリアに起こる訳ではなく、またボストンテリア特有の疾患でもありません。