子犬やブリーダーも探せる
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第9グループ ACK:トイ KC:トイ |
体高 | 下記の体重の範囲内で、小型でバランスがとれたものが望ましい。 |
体重 | オス・メスともに5.4〜8.0kg |
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの歴史
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの誕生には、イギリスのチャールズ2世が大きく関係しています。
18世紀頃、チャールズ2世はイギリスにいたスパニエルに夢中になり、後に彼の名前をとって「キング・チャールズ・スパニエル」という犬種が誕生しました。
キング・チャールズ・スパニエルは、何世代にも渡って上流階級の人々に飼われましたが、当時流行したパグに似せるための交配により、昔の面影を失いつつありました。
そこで、「チャールズ2世時代のスパニエルに戻そう」という運動が起こり、賞金を用意してブリーダーたちに復元を呼びかけたのです。
そしてさまざまな改良の結果、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは誕生しました。
「キャバリア」とは、「中世の騎士」を意味し、中世の騎士道時代の姿に戻すことが目的だったため、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルという名前がついたと考えられます。
その後、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルはイギリスの王室で愛され、国内でも人気を得ることになります。
アメリカでは1960年代から愛好家により飼育されていましたが、AKCに公認されたのは1995年です。
現在、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは、その飼いやすさから日本でも人気を得ており、愛玩犬としての世界的地位を確立しつつあります。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは穏やかな性格で愛情深く、家族のよき友となってくれます。
好奇心も旺盛で遊び好きなので、子供の遊び相手としても良いでしょう。
また、他の犬や動物に対しても友好的で、神経質な面も見られません。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは都会でも飼いやすい犬種だといえます。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼い方
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは活発な犬ですが、特に長い散歩などは必要ありません。
毎日適度な散歩を行い、ゲームなどをして遊んであげましょう。
天候が悪いときは、無理に散歩をする必要はありません。
屋外で飼育することもできますが、できれば室内犬として飼育してあげましょう。
また、長い被毛を美しく保つためには、2〜3日に1回はブラッシングをしてあげ、定期的にシャンプーをしてあげてください。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの毛色
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの毛色は以下の通りです。
・ ブラック&タン・ ルビー・ ブレンハイム・ トライカラー 他の毛色は極めて望ましくないとされています。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・僧帽弁閉鎖不全 ・股関節形成不全 ・膝蓋骨脱臼 ・眼瞼内反症 ・停留睾丸 ※これらはすべてのキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに起こる訳ではなく、またキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル特有の疾患でもありません。