子犬やブリーダーも探せる
ダックスフンド子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | ドイツ |
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分類 | JKC:第4グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド |
体高 | [ダックスフンド] 胸囲35cmを超える [ミニチュア・ダックスフンド] 生後15カ月を経過した時点で胸囲35cmを理想とする [カニヘンダックスフンド] 生後15カ月を経過した時点で胸囲30cm以下 |
体重 | [ダックスフンド] 9〜12kg [ミニチュア・ダックスフンド] 4.5〜4.8kg [カニヘンダックスフンド] 3.2〜3.5kg |
ダックスフンドの歴史
ダックスフンドはドイツを原産とし、12世紀頃から狩猟犬として活躍してきました。
当時、ダックスフンドは「ダッケル」や「アナグマ犬」と呼ばれており、現在の「ダックスフンド」という名前は、ドイツ語の「dachs(アナグマ)」と「hund(犬)」からきています。
ダックスフンドの特徴である、胴長な体型は当時から変わりませんが、被毛はスムースコートかロングヘアードでした。
ワイアーヘアードは、そのような被毛を持つテリアと交配し誕生した、新しいタイプのダックスフンドです。
さらに、ダックスフンドには3種類のサイズがありますが、もともとはアナグマ猟やキツネ猟に用いるスタンダードなダックスフンドだけでした。
しかし、1900年頃にミニチュア・ダックスフンドが誕生し、ウサギなどのより小さな獲物を追うことが可能になります。
1900年代後半には、より小さなカニヘン・ダックスフンドが誕生しました。
アメリカにダックスフンドが渡ったのは1800年代後半ですが、アメリカでダックスフンドが実際の猟に使われることはあまりなく、はじめからコンパニオン・ドッグとして飼われることが多かったようです。
その後、ダックスフンドは徐々にアメリカでの地位を高め、現在では日本と同様もっとも人気のある犬種のひとつになっています。
ダックスフンドの性格
ダックスフンドは好奇心旺盛で、とても勇気のある犬です。
体の大きさのわりにスタミナ抜群で、とても活発に走り回ります。
また、友好的で落ち着きもあるので、家の中でも安心して飼うことができます。
さらに、ダックスフンドは辛抱強く、賢さも兼ね備えており、知らない人がくると吠えて教えてくれます。
とにかく遊ぶことが大好きで、コンパニオンドッグとしてもとても優秀な犬です。
ダックスフンドの飼い方
ダックスフンドは好奇心旺盛で、とても活発な犬種なので、屋外でたっぷり運動させてあげましょう。
屋外で飼うこともできますが、寝る場所は室内に用意してあげるのが理想的です。
また、ダックスフンドは長い胴体のため、あまり太りすぎてしまうと、椎間板ヘルニアになる可能性が高くなります。
栄養のバランスに気をつけ、しっかりと体調管理しましょう。
[スムースコート・ダックスフンド]
週1〜2回はグルーミングをしてあげましょう。
[ロングコート・ダックスフンド]
週1〜2回はブラッシング・コーミングをしてあげ、必要に応じてトリミグを行います。
[ワイアーヘアード・ダックスフンド]
週1〜2回はブラッシング・コーミングをしてあげ、必要に応じてトリミグを行います。
また、年2回はストリッピング(毛抜き)を行います。
ダックスフンドの毛色
ダックスフンドは他の犬種と異なり、特徴のある3つの被毛をもちます。
もっとも古いと考えられているスムースヘアード・ダックスフンド、さらに現在大人気のロングヘアード・ダックスフンド、比較的新しいワイアーヘアード・ダックスフンドです。
ワイアーヘアードダックスフンドの被毛の色は、スムースヘアード・ダックスフンドとロングヘアード・ダックスフンドと少し異なる色が存在します。
[スムースヘアード・ダックスフンド、ロングヘアード・ダックスフンド]・レッド ・クリーム ・シェーデッド・クリーム ・イエロー ・チョコレート&タン ・ブラック&タン
・チョコレート ・ブラック ・ダップル ・ブリンドル
[ワイアーヘアード・ダックスフンド]ほとんどがワイルドボア(イノシシ色)かデッド・リーフ(枯葉色)ですが、ブラック&タン、レッドなど、スムースヘアード・ダックスフンド&ロングヘアード・ダックスフンドと同じ色も認められています。
ダックスフンドの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ダックスフンドもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはダックスフンド特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・椎間板ヘルニア ・てんかん ・乾性角結膜炎股 ・中耳炎 ・外耳炎など ※これらはすべてのダックスフンドに起こる訳ではなく、またダックスフンド特有の疾患でもありません。