子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

ダルメシアン子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 クロアチア ダルメシア地方
分類 JKC:第6グループ ACK:ノン・スポーティング KC:ユーティリティ
体高 オス:56〜61cmメス:54〜59cm
体重 オス:27〜32kgメス:24〜29kg

ダルメシアンの歴史

ダルメシアンと言えば、ディズニーアニメの「101匹ワンちゃん大行進」を思い浮かべる方も多いでしょう。
ダルメシアンの名前は、旧ユーゴスラビアのダルマチア地方の地名に由来されると考えられていますが、その起源については未だはっきりしたことは分かっていません。
 ダルメシアンの祖先犬は、ポインターに水玉模様のグレート・デーンが混血されたものとも考えられていますが、それすらも憶測にしかすぎません。
ただ、ビクトリア朝時代のイギリスでは、ダルメシアンは馬車の併走犬として活躍していたことが残されており、ダルメシアンは野犬の群れや盗賊から馬車を守る護衛犬の役割を果たしていました。
 さらにアメリカでは、消防車がまだ馬車であった時代に先導犬として活躍し、現在でもダルメシアンは消防署のマスコットにされています。
その後、自動車の登場により、「馬車犬」や「消防犬」としての役割を失ったダルメシアンですが、現在では、番犬を兼ねた家庭犬として飼育されています。
また、ディズニーアニメの「101匹ワンちゃん大行進」の大ヒットにより、ダルメシアンの存在は多くの人々に知られ、現在でもショードッグやペットとして高い人気を誇っています。
 

ダルメシアンの性格

ダルメシアンは優れた体力と持久力を持った犬で、最後まであきらめない根性を持っています。
また、人に対してとても友好的で、臆することなく接してくれます。
ただ、はじめて会った犬などに対しては少々攻撃的になることもあるので注意が必要です。
 

ダルメシアンの飼い方

ダルメシアンは病気も少なく丈夫な犬です。
被毛の手入れも最低限のケアで大丈夫でしょう。
ただ、ダルメシアンはとてもスタミナのある活発な犬なので、毎日の運動は欠かせません。
長めの散歩やジョギング、体力を使うゲームなどをするとよいでしょう。
また、温暖な地域では屋外で飼育することも可能ですが、犬小屋と寝床は用意してあげましょう。
 

ダルメシアンの毛色

ダルメシアンの地色はピュア・ホワイトで、ブラック・スポット、ブラウン・スポット、レバー・スポットがあります。
ただ、ブラックとブラウンが混合されてはならず、スポットの直径は2〜3cmとされています。
また、頭や顔、四肢、尾にあるスポットは、ボディのものより小さいです。
        

ダルメシアンの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ダルメシアンもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはダルメシアン特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・尿路結石症 ・聴覚障害 ・てんかん ・アレルギー(異常敏感症) ※これらはすべてのダルメシアンに起こる訳ではなく、またダルメシアン特有の疾患でもありません。