子犬やブリーダーも探せる
ダンディ・ディンモント・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第3グループ ACK:テリア KC:テリア |
体高 | -- |
体重 | オス・メスとも8kg〜11kg 軽いほうが好まれる |
ダンディ・ディンモント・テリアの歴史
ダンディ・ディンモント・テリアは、テリア犬種の体形の特徴である「直線」部分が少なく、温厚で優しい性格をしていることから、「テリアらしくないテリア」として知られる犬種です。
ダンディ・ディンモント・テリアの起源は定かではありませんが、18世紀頃にイングランドとスコットランドの境界付近に住む猟師によって作出されたと考えられています。
当時、ダンディ・ディンモント・テリアは主にカワウソ猟やアナグマ猟の小獣猟で活躍し、中でもカワウソの毛皮は高値で取引されていたことから、カワウソが生息する地域では猟師以外の人々もダンディ・ディンモント・テリアを飼育していたと伝えられています。
ダンディ・ディンモント・テリアは、もともとカットクルー・テリアやヒンドレー・テリア、ペッパー・テリアなど様々な呼び名で親しまれていましたが、イギリス人作家であるウォルター・スコットが、この犬の登場する小説「ガイ・マナリング」を出版したことから、この小説に登場する主人公「ダンディ・ディンモント」に由来し、ダンディ・ディンモント・テリアという犬種名に統一されました。
19世紀以降には、貴族が好んでダンディ・ディンモント・テリアを飼育し、その後の宮廷絵画にダンディ・ディンモント・テリアが登場するようになりました。
そして、1875年にダンディ・ディンモント・テリアのクラブが設立されたことをきっかけに、一般人にもこの犬種の存在が知られるようになりました。
ダンディ・ディンモント・テリアの性格
ダンディ・ディンモント・テリアは、テリア種の中では温厚で優しい性格をしています。
飼い主に対しても従順で、愛情深く接してくれるでしょう。
ただ、猟犬としての本能も健在で、粗野で活発な面も持ち合わせています。
また、独立心も旺盛で、見知らぬ人には距離を置いて接する傾向があり、他の犬に対しては攻撃的になることがあります。
ダンディ・ディンモント・テリアの飼い方
ダンディ・ディンモント・テリアは寝床を室内に用意してあげ、自由に屋内外を行き来できる環境を用意してあげましょう。
もともと猟犬で活発なため、毎日の運動は欠かすことができません。
散歩やゲーム遊びなどを取り入れ、満足いくまで運動させてあげましょう。
被毛は週に2〜3回はコーミングをし、定期的にトリミングしてあげるとよいでしょう。
ダンディ・ディンモント・テリアの毛色
ダンディ・ディンモント・テリアの毛色は、ペッパーとマスタードが認められています。
胸にある白い被毛と白い爪は許されていますが、白い足は好ましくないとされています。
また、尾の下部の被毛は上部の被毛よりも明るい色調で、ボディの色よりはダークでなければならないとされています。
ダンディ・ディンモント・テリアの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ダンディ・ディンモント・テリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはダンディ・ディンモント・テリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・椎間板疾患 ・膝蓋骨脱臼 ※これらはすべてのダンディ・ディンモント・テリアに起こる訳ではなく、またダンディ・ディンモント・テリア特有の疾患でもありません。