子犬やブリーダーも探せる
イングリッシュ・コッカー・スパニエル子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第8グループ ACK:スポーティング KC:ガンドッグ |
体高 | オス:39〜41cmメス:38〜39cm |
体重 | 約12.5〜14.5kg |
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの歴史
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは、スペイン産のスパニエルを祖先犬とした、ランド・スパニエルの子孫の1種と考えられています。
イギリスには様々なスパニエルが存在しており、17世紀以前はイングリッシュ・コッカー・スパニエルも他のスパニエル種もすべて「スパニエル」と総称されていました。
しかし、猟の目的によって、サイズの異なるスパニエルを使い分けていたことから、スパニエルをサイズによって区分することが確立され、1892年にイングリッシュ・コッカー・スパニエルは独立した犬種として認定されました。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルはアメリカン・コッカー・スパニエルの直接の祖先として知られていますが、当初アメリカではイングリッシュ・コッカー・スパニエルとアメリカン・コッカー・スパニエルを同一犬種として扱っていました。
そして、1946年にイングリッシュ・コッカー・スパニエルとアメリカン・コッカー・スパニエルは、それぞれ独立した犬種としてAKCに公認されました。
【イングリッシュ・コッカー・スパニエルとアメリカン・コッカー・スパニエルの違い】アメリカン・コッカー・スパニエルはイングリッシュ・コッカー・スパニエルよりも頭部が丸く、マズルが短くなっています。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの性格
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは猟犬として改良されてきたため、とても活発で行動的です。
だからといって攻撃的ではなく、穏やかな性格をしています。
また、飼い主に対しては従順で献身的に尽くしてくれるでしょう。
頭の回転も速く、賢い犬種といえます。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの飼い方
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは活発な犬種なので、毎日の運動が欠かせません。
スタミナがあるため、長めの散歩や広い公園などで走り回らせてあげるとよいでしょう。
暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、家族と一緒に過ごすことに喜びを感じますので、基本的には屋内で飼育することをおすすめします。
被毛は週に3〜4回はブラッシングしてあげ、2ヶ月に1回は不自然な感じにならないようにカットしてあげましょう。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの毛色
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの毛色は、白地にさまざまな色の斑があるもの、レッド、オレンジ、ブラック・タンなど、さまざまな毛色があります。
ただし、単色の場合は胸以外のホワイトは認められていません。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、イングリッシュ・コッカー・スパニエルもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはイングリッシュ・コッカー・スパニエル特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・進行性網膜萎縮症 ・股関節形成不全 ・白内障 ※これらはすべてのイングリッシュ・コッカー・スパニエルに起こる訳ではなく、またイングリッシュ・コッカー・スパニエル特有の疾患でもありません。