子犬やブリーダーも探せる
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
---|---|
分類 | JKC:第8グループ ACK:スポーティング KC:ガンドッグ |
体高 | オス・メスともに約51cm |
体重 | -- |
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの歴史
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは、イギリスで古くから鳥猟犬として活躍していた犬種で、スポーティング・ドッグの中では最も古い歴史を持っています。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルはランド・スパニエルを改良して作出された犬で、祖先犬は銃が発達する以前から狩猟犬として活躍し、俊足を活かして獲物を追いたて、カスミ網に追い込む作業をしていました。
その後、銃が普及し鳥を飛び立たせて撃ち落すようになってからも、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの獲物を素早く運搬する能力は高く評価され、猟師たちから重宝されていたと伝えられています。
一時期、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルはノーフォーク地方で多く飼育されていたため、“ノーフォーク・スパニエル”と呼ばれる時期がありましたが、1901年頃にイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルという犬種名に落ち着きました。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルという犬種名は、スプリングのきいた跳びだしのスピードの良さに由来していると伝えられています。
また、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルはイングリッシュ・コッカー・スパニエルと同じ血統をしており、19世紀後半まで明確な区別がされていませんでした。
しかし、1902年にKCがこの2犬種を別の犬種として認定し、以後、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは独立した犬種として固定されてきたのです。
現在、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは狩猟犬としてだけではなく、家庭犬としても飼育され、飼い主に従順でしつけもしやすいことから、常に安定した人気を保っています。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルはとても陽気で遊び好きな犬種です。
飼い主に対しては従順で、頭も良いのでしつけがしやすい犬種といえるでしょう。
また、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは好奇心が旺盛で、常に刺激を求める傾向があります。
さらに、友好的な犬なので、子供がいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの飼い方
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは基本的には屋内で飼育し、できれば自由に屋内外を行き来できる環境を用意してあげるとよいでしょう。
屋内では大人しいですが、もともと活発な犬種なので、毎日の運動は欠かすことができません。
長めの散歩や服従訓などを行い、肉体的な運動と知的な運動をバランスよく取り入れてください。
被毛は週に2〜3回ブラッシングを行い、3ヶ月に1回はトリミングをしてください。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの毛色
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの毛色はレバー&ホワイト、ブラック&ホワイトがあり、これらの色にタンのマーキングが入るものも認められています。
被毛は絹糸状で光沢があり、密生しています。
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・股関節形成不全 ・外耳炎 ・皮膚疾患 ・進行性網膜萎縮症 ※これらはすべてのイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルに起こる訳ではなく、またイングリッシュ・スプリンガー・スパニエル特有の疾患でもありません。