子犬やブリーダーも探せる
フラットコーテッド・レトリーバー子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第8グループ ACK:スポーティング KC:ガンドッグ |
体高 | オス:59〜61.5cm メス:56.5〜59cm |
体重 | オス:27〜36kgメス:25〜32kg |
フラットコーテッド・レトリーバーの歴史
フラットコーテッド・レトリーバーは、19世紀初頭にニューファンドランドやスパニエル系の犬を掛け合わせて誕生した比較的新しい犬種です。
ヨーロッパでは古くからポインターやセターが猟犬として活躍していましたが、水辺での猟はあまり得意ではありませんでした。
そこで、水泳を得意とする北アメリカのニューファンドランド諸島のレトリーバー種とヨーロッパ在来の猟犬を掛け合わせ、水辺での猟に向く犬を作出しました。
その犬こそが、フラットコーテッド・レトリーバーの祖先犬だと考えられています。
フラットコーテッド・レトリーバーは、主にウズラ猟やキジ猟に用いられ、20世紀初頭までイギリスで高い人気を誇っていました。
しかし、1920年代には同系統のゴールデン・レトリーバーやラブラドール・レトリーバーに人気を抜かれてしまい、一時は絶滅の危機に瀕してしまいます。
その後、愛好家たちの努力によって、なんとか絶滅の危機を乗り越えたフラットコーテッド・レトリーバーは、再び人々の評価を取り戻し、1960年頃にはヨーロッパ諸国やアメリカなどでブームとなりました。
フラットコーテッド・レトリーバーの名前は、被毛が体に沿ってフラットに生えていることから、フラットコーテッド・レトリーバーと名づけられました。
フラットコーテッド・レトリーバーの性格
フラットコーテッド・レトリーバーは好奇心旺盛で活発に遊んだりすることが大好きな犬です。
また、家庭では穏やかで優しく、家族に深い愛情を注いでくれるでしょう。
社交性もあるので、初対面の人に対しても愛想良く振舞ってくれます。
さらに、元来優れた猟犬なのでしつけもしやすく、学習能力に長けています。
フラットコーテッド・レトリーバーの飼い方
フラットコーテッド・レトリーバーは活発な犬種なので、毎日の運動が欠かせません。
長めの散歩やボール拾いなどをして遊んであげるとよいでしょう。
また、泳ぐことも大好きです。
家族と一緒に過ごすことを幸せに感じる犬種なので、通常は屋内で飼育することをおすすめします。
被毛は1週間に2〜3回ブラッシングをしてあげるとよいでしょう。
フラットコーテッド・レトリーバーの毛色
フラットコーテッド・レトリーバーの毛色はブラックかレバーに限ります。
その他の毛色は認められていません。
フラットコーテッド・レトリーバーの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、フラットコーテッド・レトリーバーもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはフラットコーテッド・レトリーバー特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・皮膚疾患 ・股関節形成不全 ※これらはすべてのフラットコーテッド・レトリーバーに起こる訳ではなく、またフラットコーテッド・レトリーバー特有の疾患でもありません。