子犬やブリーダーも探せる
ジャーマン・シェパード・ドッグ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | ドイツ |
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分類 | JKC:第1グループ ACK:ハーディング KC:パストラル |
体高 | オス:60〜65cm |
体重 | オス30〜40kg メス:22〜32kg |
ジャーマン・シェパード・ドッグの歴史
ジャーマン・シェパード・ドッグは、1880年頃にドイツ軍のフォン・シュテファニッツ大尉が、ドイツ各地に生息する牧羊犬などを改良して作出した比較的新しい犬種です。
ジャーマン・シェパード・ドッグが作出された当初は、多くの犬種の血が混ざり様々な欠点がありましたが、1899年に「ジャーマン・シェパード・ドッグ協会」が設立されると、この犬種の改良は加速し、予想以上の能力を発揮するようになりました。
第一次世界大戦では、4万8000頭のジャーマン・シェパード・ドッグがドイツ軍で使用され、主に警備犬として活躍していたとされています。
我が国でも、ドイツから多くのジャーマン・シェパード・ドッグが輸入され、戦場で活躍していました。
アメリカでは、第一次世界大戦中にジャーマン・シェパード・ドッグの名前が「シェパード・ドッグ」に改名され、イギリスでは「アルザチアン・ウルフ・ドッグ(アルザス地方のオオカミ犬)」という名前に改名されました。
この改名の背景には、第一次世界大戦前後にドイツは敵対国であり、ジャーマン・シェパード・ドッグをドイツの誇る犬種と認めたくなかったからとされています。
その後、アメリカでは1931年に「ジャーマン・シェパード・ドッグ」という名前が復活し、ジャーマン・シェパード・ドッグが登場した映画がヒットしたこともあり、ジャーマン・シェパード・ドッグはたちまち人気ナンバー1犬種になりました。
現在でこそ、ジャーマン・シェパード・ドッグはトップの座を他の犬種に譲っていますが、アメリカのみならず世界中で警察犬、軍用犬、盲導犬、麻薬探知犬、ペットなど、幅広い分野で活躍し、世界中の人々に愛されています。
ジャーマン・シェパード・ドッグの性格
ジャーマン・シェパード・ドッグは、様々な犬種の中で最も賢い犬種として知られています。
忠実で冷静沈着、見知らぬ人には距離を置き、警戒心を怠りません。
また、何者にも恐れない勇気を持ち、識別能力に長けるため、番犬としてとても頼りになります。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼い方
ジャーマン・シェパード・ドッグは、屋外で飼育することも可能ですが、家族との交流を好む犬種なので、できれば屋内で飼育してあげましょう。
活発な犬種なので、毎日の運動は欠かすことができず、肉体的な運動と知的な運動の両方が必要です。
ただ散歩を行うだけではなく、さまざま訓練やゲームなどを行いましょう。
被毛のケアは、週に1〜2回ブラッシングしてあげれば十分です。
ジャーマン・シェパード・ドッグの毛色
ジャーマン・シェパード・ドッグの毛色は、ブラック地にブラウンやイエロー、明るいグレーまでのマーキングが入っているものがあり、ブラックの単色やグレーの単色も認められています。
また、胸にあるホワイトのマーキングは、目立たなければ許容されていますが、好ましくないとされています。
ホワイトは認められていません。
さらに、鼻はブラックの単色でなければなりません。
ジャーマン・シェパード・ドッグの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ジャーマン・シェパード・ドッグもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはジャーマン・シェパード・ドッグ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・股関節形成不全 ・膝関節形成不全 ・関節炎 ※これらはすべてのジャーマン・シェパード・ドッグに起こる訳ではなく、またジャーマン・シェパード・ドッグ特有の疾患でもありません。