子犬やブリーダーも探せる
シベリアン・ハスキー子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | アメリカ合衆国 |
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分類 | JKC:第5グループ ACK:ワーキング KC:ワーキング |
体高 | オス:53.5〜60.0cm メス:50.5〜56cm |
体重 | オス:20.5〜28.0kgメス:15.5〜23.0kg |
シベリアン・ハスキーの歴史
シベリアン・ハスキーは、シベリアの先住民であるチュクチ族に古くから飼育されてきた作業犬です。
祖先犬ははっきりと分かっていませんが、シベリアン・ハスキーはアラスカン・マラミュートやサモエドと近親関係にあると考えられています。
また、シベリアン・ハスキーという名前は、遠吠えする声がしわがれていることからハスキーと名づけられたとされています。
シベリアン・ハスキーは、冬はソリを、夏はボートを引く犬として使用され、猟の手伝いをしたりしていました。
20世紀初頭には、アラスカのソリレースに多くのシベリアン・ハスキーが参加し、数多くのレースを制しました。
また、シベリアン・ハスキーは、アメリカ人ピアリーによる北極点探検や、ノルウェー人アムンゼンによる南極探検、第2次世界大戦中の救助犬としても活躍し、ソリ犬としての地位を確立しました。
中でも、1925年にアラスカでジフテリアが流行した際、シベリアン・ハスキーが血清をリレーして運び、多くの人命が助かった出来事は、シベリアン・ハスキーの知名度を急速に高めました。
その後、シベリアン・ハスキーは急速に人々の人気を獲得し、家庭犬やソリレース用の犬、またショードッグとしてその地位を確立することになります。
我が国でも、一時期人気が急上昇し、多くのシベリアン・ハスキーが飼育されました。
シベリアン・ハスキーの性格
シベリアン・ハスキーは素直で遊ぶことが大好きな犬種です。
飼い主に対しては従順で献身的、愛情深く接してくれるでしょう。
また、シベリアン・ハスキーは利口なため、しつけもしやすい犬種といえます。
シベリアン・ハスキーの飼い方
シベリアン・ハスキーは暑さに弱いので、暖かい地域での飼育は向きません。
屋外で飼育することはできますが、できれば屋外と屋内を自由に行き来できるようにしてあげるのが理想的です。
もともとソリ犬として活躍してきただけに、とてもスタミナがあり活発な犬なので、毎日の運動は欠かせません。
長めの散歩をしたり、広場などで思いっきり走り回らせてあげましょう。
被毛は週に1〜2回はブラッシングをしてあげましょう。
また、被毛が生え変わる時期には、下毛が大量に抜けるので、こまめに抜け毛を取り除いてあげましょう。
シベリアン・ハスキーの毛色
シベリアン・ハスキーの毛色は、ブラックからホワイトまで全ての色が認められています。
また、頭部には、他犬種には見られない独特のマーキングがあります。
シベリアン・ハスキーの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、シベリアン・ハスキーもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはシベリアン・ハスキー特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・熱射病 ・進行性網膜萎縮症 ・白内障 ※これらはすべてのシベリアン・ハスキーに起こる訳ではなく、またシベリアン・ハスキー特有の疾患でもありません。