子犬やブリーダーも探せる
アイリッシュ・セッター子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | アイルランド |
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分類 | JKC:第7グループ ACK:スポーティング KC:ガンドッグ |
体高 | オス:67cm前後 メス:62cm前後 |
体重 | -- |
アイリッシュ・セッターの歴史
アイリッシュ・セッターの起源ははっきりと分かっていませんが、アイリッシュ・セッターはセッターの中でもっとも古い歴史を持つといわれ、レッド・スパニエルが祖先犬だと考えられています。
そこにアイリッシュ・ウォーター・スパニエルやイングリッシュ・ポインター、イングリッシュ・セッターなどを掛け合わせて、アイリッシュ・セッターは作出されたと伝えられています。
当初、アイリッシュ・セッターはアイルランドの猟師たちが猟の際に、仕事を確実にこなし、遠くからでも簡単に見つけられるような狩猟犬を作出しようとしたのがはじまりで、はじめはレッド&ホワイトの被毛を持つアイリッシュ・セッターが多かったといわれています。
現在のアイリッシュ・セッターの特徴であるマカボニー・レッドの被毛は、19世紀に入って固定されたものです。
19世紀中頃には、アイリッシュ・セッターの歴史を語る上で忘れてはならない“パルマーストン”というアイリッシュ・セッターが誕生し、ドッグショーで驚くべき成績を上げました。
そして、この犬は数々の子孫を残し、現在存在するアイリッシュ・セッターの基礎を築き上げました。
19世紀後半になると、アイリッシュ・セッターは狩猟犬としてだけではなく、ショードッグとしても評価されるようになり、その影響でアイリッシュ・セッターはペットとしての人気が高まることになります。
次第に、アイリッシュ・セッターは世界中の家庭で飼育されるようになり、現在の地位を確立していきました。
我が国では、それほど多くのアイリッシュ・セッターを見かけることはありませんが、常に安定した人気を保っており、優美な肢体と被毛で人々を魅了し続けています。
アイリッシュ・セッターの性格
アイリッシュ・セッターは、とても陽気ではつらつとした性格をしています。
飼い主に対しては、とても誠実で従順ですので、深い信頼関係を築くことができるでしょう。
また、子供に対しては基本的に相性が良いのですが、おっちょこちょいなところがあり、小さい子供にとっては少々乱暴な犬に見えることがあるでしょう。
アイリッシュ・セッターの飼い方
アイリッシュ・セッターは、暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、家族と一緒に過ごすことが大好きな犬なので、出来れば屋内で飼育することをおすすめします。
とても活発で行動的なため、毎日の運動は欠かすことができません。
長め散歩やジョギング、ゲーム遊びなどを行いましょう。
被毛は週に3〜4回はブラッシングとコーミングをしてあげ、3ヶ月に1回はトリミングを行いましょう。
アイリッシュ・セッターの毛色
アイリッシュ・セッターの毛色は、リッチ・チェスナット(濃い栗赤色)で、ブラックのトレースは見られません。
被毛はストレートで光沢があり、耳の上部と前肢の裏側、大腿部、前胸部、腹部、尾の裏側には、長い飾り毛があります。
アイリッシュ・セッターの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、アイリッシュ・セッターもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはアイリッシュ・セッター特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・股関節形成不全 ・進行性網膜萎縮症 ・皮膚疾患 ※これらはすべてのアイリッシュ・セッターに起こる訳ではなく、またアイリッシュ・セッター特有の疾患でもありません。