子犬やブリーダーも探せる
イタリアン・グレーハウンド子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イタリア |
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分類 | JKC:第10グループ ACK:ハウンド KC:ハウンド |
体高 | オス・メスともに32〜38cm |
体重 | オス・メスともに最高5.0kg |
イタリアン・グレーハウンドの歴史
イタリアン・グレーハウンドは、グレーハウンドが祖先犬だと考えられていますが、その起源ははっきりと分かっていません。
ただ、16世紀のイタリアで発展したため、イタリアン・グレーハウンドと呼ばれるようになったと言われています。
イタリアン・グレーハウンドは、2000年以上前からギリシャやトルコなどの地中海周辺で飼育されていたと考えられ、その証拠にローマ時代初期の美術品などには、イタリアン・グレーハウンドが描かれています。
イタリアン・グレーハウンドがイギリス渡ったのは17世紀頃とされ、当時イギリスに2犬種しかないトイ・グループの1犬種がイタリアン・グレーハウンドでした。
また、イタリアン・グレーハウンドはビクトリア女王に大変可愛がられ、イギリスでの人気を獲得していきました。
イタリアン・グレーハウンドの容姿や身のこなしはとても優雅で、ビクトリア女王のみならず、ローマ帝国の支配者や古代エジプトのファラオ、ロシア帝国のエカテリーナ女帝など、世界各国の王族たちを魅了しました。
現在、イタリアン・グレーハウンドは世界各国で人気犬種の地位を確立し、我が国においても徐々にその地位を固めようとしています。
イタリアン・グレーハウンドの性格
イタリアン・グレーハウンドは穏やかな性格の持ち主で、高い順応性を持ちます。
ただ、若干内気なところもあり、見知らぬ人に対して距離を置くことがあります。
しかし、飼い主に対してはとても愛情深く接してくれ、強い絆で結ばれることでしょう。
イタリアン・グレーハウンドの飼い方
イタリアン・グレーハウンドは体を動かすことが大好きなので、毎日の運動が欠かせません。
広い公園などで、思いっきり運動させてあげましょう。
ただし、寒さには弱いので、冬場などは室内でゲーム遊びをするなど、体調管理が大切になります。
また、イタリアン・グレーハウンドは屋外での飼育は向きませんので、屋内で飼育するようにしましょう。
被毛は短いので特に気を使う必要はありませんが、週に1〜2回はブラッシングで抜け毛を取り除いてあげましょう。
イタリアン・グレーハウンドの毛色
イタリアン・グレーハウンドの毛色は、ブラック、グレー、スレート・グレー、イザベラ(イエロー)のいかなる色調も許容され、単色を理想としています。
ただし、ホワイト・マーキングは許容されています。
イタリアン・グレーハウンドの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、イタリアン・グレーハウンドもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはイタリアン・グレーハウンド特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・骨折 ・膝蓋骨脱臼 ・てんかん ※これらはすべてのイタリアン・グレーハウンドに起こる訳ではなく、またイタリアン・グレーハウンド特有の疾患でもありません。