子犬やブリーダーも探せる
マルチーズ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イタリア |
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分類 | JKC:第9グループ ACK:トイ KC:トイ |
体高 | オス・メスともに20〜24cm |
体重 | オス・メスともに3.2kg以下で2.5kgを理想とする |
マルチーズの歴史
マルチーズは、フェニキア人がアジアからマルタ島に持ち込んだと伝えられていますが、その起源は明確ではありません。
ただ、マルチーズの歴史は古く、3000年以上も前から人々と共に生活を送っていたことは確かです。
また、マルチーズは猟犬や使役犬を小型したものではなく、最初から愛玩犬として飼育されてきた珍しい犬種です。
かつては、マルチーズがテリア的な性格を持つためか「マルチーズ・テリア」と呼ばれることがありました。
しかし、現在ではスパニエル系統の犬にプードルを交配して、マルチーズは作出されたと考えられています。
マルチーズがイギリスに渡ったのは14世紀はじめとされ、上流階級の婦人たちの抱き犬として、絶大な人気を誇りました。
また、ギリシアでは、マルチーズのための墓を建てたり、文献や風刺詩で賛美されるほど愛されていました。
その後、マルチーズはヨーロッパ中でブームを巻き起こし、かなりの高額で取り引きされました。
アメリカでは、1888年に「マルチーズ」として犬種認定されましたが、1877年頃までは「マルチーズ・ライオン・ドッグ」として紹介されていました。
この名前はアジアの愛好家たちがネーミングしたと伝えられています。
その後、マルチーズは世界中で大流行し、日本においても1968年から16年間、登録犬のトップを
守り続けていました。
マルチーズの性格
マルチーズは上品で賢く、小型犬特有の騒がしい一面は持っていません。
飼い主に対しては深い愛情を示してくれ、一人暮らしの方にとっては最高のパートナーになってくれるでしょう。
また、小さいからといって臆病ではなく、大胆な性格を持っており、自分よりも大きい相手に対しても向かっていく勇気を持っています。
マルチーズの飼い方
マルチーズは室内犬なので、屋外で飼うことはおすすめできません。
運動は好きですが、それほど多くの運動は必要ありません。
短い散歩をしたり、室内を駆け回ったり、ゲームをしたりするだけで十分でしょう。
ただ、マルチーズの長い被毛は清潔に保つ必要があり、毎日のグルーミング&コーミングは欠かせません。
また、週に1回はシャンプーを行いましょう。
マルチーズの毛色
マルチーズは下毛ないのが特徴で、絹糸上の被毛はとても美しいです。
毛色は純白が望ましいとされています。
淡いタン、あるいはレモン色は許されていますが望ましくはありません。
マルチーズの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、マルチーズもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはマルチーズ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・皮膚疾患 ・膝蓋骨脱臼 ・眼瞼内反症 ・低血糖症 ・二重睫毛 ※これらはすべてのマルチーズに起こる訳ではなく、またマルチーズ特有の疾患でもありません。