子犬やブリーダーも探せる
ノーフォーク・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第3グループ ACK:テリア KC:テリア |
体高 | オス・メスともに25〜26cmが理想 |
体重 | -- |
ノーフォーク・テリアの歴史
ノーフォーク・テリアは、イングランド東部のノーリッチ市で作出された、比較的新しい犬種です。
ノーフォーク・テリアが作出された目的は、小型で丈夫な猟犬を得るためで、アイリッシュ・テリアやボーダー・テリアを掛け合わせて作出されました。
ノーフォーク・テリアは、主にキツネ猟やアナグマ猟で活躍し、小型ながら獰猛な獲物に怯むことなく立ち向かうことから、“原野の小悪魔”と形容されています。
ノーフォーク・テリアの歴史を語る上で、忘れてはいけないものがノーリッチ・テリアの存在です。
もともと、この2犬種は同じ祖先を持ち、実際に長い間ノーフォーク・テリアとノーリッチ・テリアは、明確に区別されていませんでした。
1932年には、明確に区別されないまま、ノーフォーク・テリアも“ノーリッチ・テリア”としてKCが公認します。
しかし、第2次世界大戦後、垂れ耳タイプと立ち耳タイプのノーリッチ・テリア同士の交配が行われなくなり、1964年に垂れ耳のタイプがノーフォーク・テリアとして独立しました。
1979年には、アメリカでも正式にノーフォーク・テリアとノーリッチ・テリアを別犬種として認定し、それ以降、アメリカでもノーフォーク・テリアとノーリッチ・テリアは別々に改良されることとなります。
現在、ノーフォーク・テリアは狩猟犬として活躍する機会はあまりありませんが、愛玩犬のように飼育され、人々に愛されています。
ノーフォーク・テリアの性格
ノーフォーク・テリアは、とても活発で勇敢な性格をしています。
また、独立心旺盛でとても頑固、まさに典型的なテリア種といえるでしょう。
飼い主に対しては、従順で愛想よく接してくれますが、見知らぬ人には距離を置いて接します。
バランスよくまとまったコンパクトな体は、とても頑丈な体格で、機敏に動き回ります。
ノーフォーク・テリアの飼い方
ノーフォーク・テリアは、暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、屋内で飼育することをおすすめします。
とても活発で行動的なため、毎日の運動は欠かすことができません。
適度な散歩やゲーム遊びなどを行いましょう。
また、もともと狩猟犬なので、何かを追いかけることが大好きです。
ボール拾いなどもよいと思います。
被毛は週に1〜2回はコーミングしてあげ、半年に1〜2回はストリッピング(手で毛を抜くこと)をしてあげるとよいでしょう。
ノーフォーク・テリアの毛色
ノーフォーク・テリアの毛色は、レッド、ウィートン、ブラック&タン、又はグリズルの色調が認められています。
ホワイトの斑は許容されていますが、あまり望ましくないとされています。
ノーフォーク・テリアの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ノーフォーク・テリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはノーフォーク・テリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・膝蓋骨脱臼 ※これらはすべてのノーフォーク・テリアに起こる訳ではなく、またノーフォーク・テリア特有の疾患でもありません。