子犬やブリーダーも探せる
パグ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | 中国(チベット) |
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分類 | JKC:第9グループ ACK:トイ KC:トイ |
体高 | オス・メスともに20cm前後 |
体重 | オス・メスともに6.3〜8.1kgが理想 |
パグの歴史
パグは2400年も前からペットとして飼われていた、とても古い歴史を持つ犬です。
しかし、その起源ははっきりしておらず、現在も謎に包まれています。
ただ、パグはペキニーズと類似する点が見られることや、チベットでパグの祖先犬と思われる犬が飼われていたことから、中国が発祥地という説が有力視されています。
また、パグという名前の由来も様々で、頭の形が斧に似ているから(ラテン語で「斧=パグ」)、1700年代にペットとして飼われていた「パグ」というキヌザルの表情に似ているから、などの説があります。
パグは、オランダの東印度会社によってヨーロッパに渡ったとされ、オランダでは王家公認の犬になるほど愛されました。
さらに、フランスではナポレオンの妻である「ジョゼフィーヌ」に可愛がられ、パグはフランス中で人気を集めることになります。
また、イギリスに渡ったのはヴィクトリア朝時代で、当時イギリスで人気だったキング・チャールズ・スパニエルに代わって、パグは裕福な愛犬家たちから絶大な人気を得るようになりました。
さらにアメリカでは1885年に犬種認定され、それ以降、パグは世界中で安定した人気を得ています。
パグの性格
パグの気性はとても安定し、いつも冷静で威厳ある態度をしています。
活発で遊び好で、とても愛情深いので、パートナーとして理想的といえるでしょう。
少し頑固な面もありますが、攻撃的になることはあまりありません。
パグの飼い方
パグは小型犬ですが、丈夫なのであまり病気の心配もありません。
ただ、毎日の運動は欠かせず、適度な運動をさせてあげる必要があります。
短めの散歩やゲームなどをするとよいでしょう。
また、被毛は短いので、最低限のブラッシングで十分ですが、顔のシワは皮膚病に感染する恐れがありますので、こまめにシワの間を拭いてあげましょう。
パグの毛色
パグの被毛は短くとてもなめらかです。
また、パグには、後頭部から尾にかけて黒い線があり、「トーレス」と呼ばれています。
毛色は、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックの4色です。
パグの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、パグもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはパグ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・熱射病 ・皮膚疾患 ・軟口蓋過長 ・鼻腔狹窄 ・膝蓋骨脱臼 ※これらはすべてのパグに起こる訳ではなく、またパグ特有の疾患でもありません。