子犬やブリーダーも探せる
サモエド子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | ロシア北部、シベリア |
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分類 | JKC:第5グループ ACK:ワーキング KC:パストラル |
体高 | オス:57cm(上下3cm以内)メス:53cm(上下3cm以内) |
体重 | -- |
サモエドの歴史
サモエドは、ロシア北部やシベリアに暮らしていたサモエド族に古くから飼育されてきた犬種です。
数多い犬種の中でもきわめて原始犬に近い犬種で、オオカミやキツネの血が混ざっていない純粋種として知られています。
犬種名のサモエドはサモエド族に由来し、地名に由来してシベリアン・スピッツと呼ばれることもあります。
サモエドは数世紀に渡りサモエド族と共に生活し、主にトナカイの群れを管理して移動させたり、クマ狩りを手伝ったり、ソリ犬として活躍していました。
また、サモエドはテントの中で家族と共に生活し、寝るときの暖房代わりとしても利用さていたと伝えられています。
そして、19世紀後半にはイギリスに、20世紀のはじめにはアメリカに初めてサモエドが持ち込まれました。
アメリカに持ち込まれたサモエドはソリ犬として人気を集め、極地探検の成功がきっかけで世界中の探検家に知られるようになりました。
現在でこそ、サモエドと言えば純白の毛色を思い浮かべますが、当時はブラックやブラウンのパーティーカラーのサモエドが存在し、純白の毛色はイギリスの繁殖家により固定されました。
また、サモエドの笑っているような表情は「サモエド・スマイル」と呼ばれ、現在でも世界中の人々を魅了し続けています。
サモエドの性格
サモエドはとても温和で友好的な犬種です。
飼い主に対しては従順で、いつも家族を喜ばせようとしてくれます。
また、見知らぬ人や他の動物とも仲良くやっていくことができ、小さな子供がいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。
サモエドの飼い方
サモエドは寒い地域の犬なので、温暖な地域での飼育は向きません。
寒い地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、できれば家族とコミュニケーションがとれる屋内で飼育してあげてください。
また、サモエドは活発な犬種なので、毎日の運動は欠かすことができません。
長めの散歩やジョギングなどを行い、しっかり運動させてあげてください。
被毛は週に2〜3回ブラッシングをし、毎日ムダ毛を取り除いてあげるとよいでしょう。
サモエドの毛色
サモエドの毛色はピュア・ホワイトとクリーム、あるいはホワイトの地色にビスケットのマーキングが少し入っているものが認められており、薄いブラウンは認められません。
また、被毛は立つように生えた上毛と、その根元を埋め尽くす下毛の二重毛で、美しく輝いているように見えます。
サモエドの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、サモエドもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはサモエド特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・股関節形成不全 ・胃捻転 ※これらはすべてのサモエドに起こる訳ではなく、またサモエド特有の疾患でもありません。