子犬やブリーダーも探せる
スコティッシュ・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第3グループ ACK:テリア KC:テリア |
体高 | オス・メスともに25.4〜28.0cm |
体重 | オス・メスともに8.6〜10.4kg |
スコティッシュ・テリアの歴史
スコットランドには、もともと多くのテリア種が存在しており、それらを総称してスコティッシュ・テリアと呼んでいた時期があります。
しかし、1870年代にはいると、あまりにスコティッシュ・テリアの定義が曖昧だったため、どの犬種がスコティッシュ・テリアの名前にふさわしいかを議論し、現在のスコティッシュ・テリアがその名前を名乗るようになったのです。
そして、1880年頃、スコティッシュ・テリアの犬種スタンダードが正式に発表されました。
1883年には、スコティッシュ・テリアはアメリカに持ち込まれ、徐々にアメリカでの人気を獲得していきます。
その後、ルーズベルト大統領がスコティッシュ・テリアを飼育していたこともあり、一気にアメリカでの人気が高まりました。
ルーズベルト大統領が飼育していたスコティッシュ・テリアは“ファラ”という名前で、現在はルーズベルト大統領の墓の側に埋葬されています。
我が国でも、スコティッシュ・テリアは戦前から多くの人々に親しまれており、現在でも家庭犬や愛玩犬として、人々に愛され続けています。
一般的にスコティッシュ・テリアは、“スコッティ”の愛称で呼ばれています。
スコティッシュ・テリアの性格
スコティッシュ・テリアは、とても活発で行動的な性格をしています。
恥ずかしがりやな面を持っており、見知らぬ人には距離を置くことがありますが、飼い主に対しては愛情深く、誠実です。
また、スコティッシュ・テリアは勇気があり、たいへん利口な犬種でもあります。
スコティッシュ・テリアの飼い方
スコティッシュ・テリアは、暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、屋内で飼育することをおすすめします。
活発で行動的なため、毎日の運動は欠かすことができません。
散歩やゲーム遊びなどを行いましょう。
被毛は週に2〜3回はブラッシングしてあげ、3ヶ月に1回はトリミングを行いましょう。
できればストリッピング(手で毛を抜くこと)をしてあげるとよいでしょう。
スコティッシュ・テリアの毛色
スコティッシュ・テリアの毛色は、ブラック、ウィートン、ブリンドルがあり、どの色調でも良いとされています。
被毛は二重毛で、上毛は針金状、下毛はやわらかく密生しています。
スコティッシュ・テリアの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、スコティッシュ・テリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはスコティッシュ・テリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・頭蓋下顎骨症 ・フォンウィルブランド病 ・皮膚病 ※これらはすべてのスコティッシュ・テリアに起こる訳ではなく、またスコティッシュ・テリア特有の疾患でもありません。