子犬やブリーダーも探せる世界の犬図鑑

シェットランド・シープドッグ子犬やブリーダーも探せる犬図鑑

原産国 イギリス
分類 JKC:第1グループ ACK:ハーディング KC:パストラル
体高 オス:37cm メス:35.5cm 33cm未満40.5cmを超えるものは好ましくない
体重 オス・メスともに6.0〜7.3kg

シェットランド・シープドッグの歴史

シェットランド・シープドッグは一般的にシェルティーと呼ばれ、イギリスのスコットランド地方の牧畜犬が祖先犬とされています。
名前はスコットランド北西部シェットランド島に由来し、コリー犬をそのまま小さくしたような外見をもちます。
 シェットランド・シープドッグ(シェルティー)の発祥の地であるシェットランド島は、植物が育ちにくい環境であったため、それをエサとする家畜も必然的に小型になっていきました。
何とシェットランド島の羊は、スコットランドのものとくらべて約半分の大きさだそうです。
そのため、羊を追う牧羊犬も小型化するための改良が行われ、こうしてシェットランド・シープドッグ(シェルティー)は誕生しました。
 また、シェットランド島は他の地域から非常に離れた孤島であったため、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)が世間に知られるようになったのは比較的最近です。
19世紀初頭にイギリス本土に持ち込まれた当初、シェットランド・シープドッグ(シェルティー)は「シェットランド・コリー」と呼ばれていました。
しかし、コリーの愛犬家たちが猛反発して現在の名前になったのです。
 日本には昭和30年頃に持ち込まれましたが、本格的に持ち込まれたのは1957年以降になります。
その後、コリーを飼いたいが飼育スペースがないという日本の住宅事情もあって、現在では人気の高い犬種のひとつになっています。
 

シェットランド・シープドッグの性格

シェトランド・シープドッグ(シェルティー)は飼い主にとても忠実で、温厚で優しさにあふれています。
また、物覚えもよいのでしつけもしやすく忍耐強さも兼ね備えています。
ただ、牧畜犬としての本能から、比較的よく吠える習性も持っています。
 

シェットランド・シープドッグの飼い方

シェトランド・シープドッグ(シェルティー)の運動は、毎日の散歩や活発なゲームなどをする程度で十分です。
暖かい地域では屋外で飼育することも可能ですが、家の中で一緒の暮らすことをおすすめします。
また、長い被毛はこまめにブラッシングしてあげるようにしましょう。
 

シェットランド・シープドッグの毛色

シェットランド・シープドッグ(シェルティー)には、首周りと胸元、前脚の裏、かかとから上、尾の裏側に飾り毛があります。
また、長い被毛が特徴です。
 セーブル・トライカラー・ブルーマール・ブラック&ホワイト・ブラック&タン 以上の毛糸は、いくつかの部分にホワイト・マーキングが見られるのが好ましいとされていますが、なくても欠点とはみなされません。
しかし、どの毛色においても、ボディの白い斑は極めて好ましくないとされています。
        

シェットランド・シープドッグの病気

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、シェットランド・シープドッグもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはシェットランド・シープドッグ特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
 ■気をつけたい病気・皮膚疾患外 ・耳炎 ・てんかん ・コリーアイ ・白内障 ・股関節形成不全 ※これらはすべてのシェットランド・シープドッグに起こる訳ではなく、またシェットランド・シープドッグ特有の疾患でもありません。