子犬やブリーダーも探せる
ワイアー・フォックス・テリア子犬やブリーダーも探せる犬図鑑
原産国 | イギリス |
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分類 | JKC:第3グループ ACK:テリア KC:テリア |
体高 | オス:39cm以下 メス:オスより僅かに低い |
体重 | オス:8.25kgが理想メス:オスより僅かに軽い |
ワイアー・フォックス・テリアの歴史
ワイアー・フォックス・テリアは、とても古い犬種と思われますが、その起源ははっきりと分かっていません。
ただ、1790年頃の絵画や版画にワイアー・フォックス・テリアと思われる動物が描かれていることから、その頃からワイアー・フォックス・テリアは人々と生活をしていたと考えられます。
ワイアー・フォックス・テリアの祖先犬は、今は絶滅したワイアーヘアード・テリアと考えられており、作出された当初から、キツネ狩りや小動物狩りで活躍していました。
特にキツネ狩りで活躍していたことから、「フォックス(キツネ)テリア」と名づけられました。
今でこそ、ワイアー・フォックス・テリアは、白地の被毛にブラックやブラウンの斑があるものが一般的ですが、作出された当初はレッドに近い毛色のものが多かったそうです。
しかし、毛色がキツネに似ており、しばしばワイアー・フォックス・テリアを射殺することがあったため、現在の毛色に改良されました。
19世紀になると、さらにワイアー・フォックス・テリアの改良は進み、第2次世界大戦後には世界的な人気犬種になりました。
そして、現在においてもワイアー・フォックス・テリアは世界中で飼育され、高い人気を維持しています。
ワイアー・フォックス・テリアの性格
ワイアー・フォックス・テリアは典型的なテリア種の性格の持ち主です。
とても活発で行動的、そして冒険心が強い犬種です。
また、ワイアー・フォックス・テリアは非常に用心深く、見知らぬ人には距離を置いて接することが多いようです。
さらに、少しの刺激にも過敏に反応してしまい、興奮しやすい性格をしているため、注意が必要でしょう。
ワイアー・フォックス・テリアの飼い方
ワイアー・フォックス・テリアは、暖かい地域であれば屋外で飼育することも可能ですが、基本的には室内で飼育することをおすすめします。
できれば、自由に裏庭などを行き来できる環境を用意してあげましょう。
活発な犬種なので、毎日の運動は欠かすことができません。
しっかり散歩をさせたり、ゲーム遊びなどを行いましょう。
やや噛み癖があるので、子犬の頃からしっかりしつけを行いましょう。
被毛は週に2〜3回はブラッシングを行い、毎月トリミングを行うとよいでしょう。
ワイアー・フォックス・テリアの毛色
ワイアー・フォックス・テリアの毛色はホワイトが優勢で、ブラックやブラック&タン、ブラウンの斑があります。
また、ブリンドルやレッド、レバー、スレート・ブルーノ斑は好ましくないとされています。
ワイアー・フォックス・テリアの病気
純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、ワイアー・フォックス・テリアもその例外ではありません。
この作出のプロセスにおいて、望ましい遺伝子の固定化に隠れ、望まぬ遺伝的疾患の素因が固定されている場合があります。
いわゆる血統上の弱点です。
これはワイアー・フォックス・テリア特有の問題ではありませんが、例外でなく素因を持っている可能性が高いと理解してください。
■気をつけたい病気・皮膚疾患 ・肩脱臼 ・二重睫毛 ※これらはすべてのワイアー・フォックス・テリアに起こる訳ではなく、またワイアー・フォックス・テリア特有の疾患でもありません。